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[速報]'06夏季英語教育セミナー

小学校ワークショップ  中学校ワークショップ  シンポジウムの写真
'06夏季 英語教育セミナー 内容の詳細 

小学校

      久埜百合
 T 中学校につながる子どもたちの英語との出会い――中学英語を楽しむ土台作り

 どんなインプットを与えれば,ことばに対する気づきが起こるのか。英語に触れさせながら子どもたちの学ぶ力を引き出す授業について,現場での豊富な指導経験をもとに話していただきました。効果的に英語活動を行った子どもたちは,中学校でも文法的な間違いをしないことなど,小学校の英語活動が中学校での学びにつながった事例などを紹介していただいたあと,社会の地理の知識を使いながらできるクイズや,ことば遊びをしながらできる文字指導など,知的欲求の高い高学年の教室でも子どもを引きつけられる活動のアイディアを提案していただきました。 講師の写真

参加者の感想

  • さすがベテランのお話ぶりで大局的な英語観を学ぶことができました。
  • 小学校低学年から「音」で英語に慣れ親しむことの意味がわかったような気がします。
  • 文字指導の導入の効果的な方法を教えていただき,大変有意義でした。
  • 実践にもとづき,ていねいなご指導,分かりやすいお話でとても勉強になりました。

      金森 強 U こんな活動、学校はNG!――小学校教師のための『知る・わかる・できる』英語ブラッシュアップ講座

 ノリのよしあし・声の大きさへの過大評価が招く「落とし穴」。思いやりや支え合いを大切にする人間を育てることとは相容れないようなゲームやチャンツの存在。NG事例を具体的に検証し,代案として出された活動例(講師自らのギター生演奏にのせた歌やゲームの数々)を実際にみんなで体験しました。金森先生のパフォーマンスに終始笑わされながらも,各授業者の持つ言語観や教育観が,児童の将来に大きな影響を与えることへの再認識・自覚を刻み込まれた2時間でした。 講師の写真

参加者の感想

  • 小学校にふさわしい,担任がしっかり考えていかなくてはならない英語教育のあり方を考えさせられた。
  • 「英語を通してことば,コミュニケーション力,全人的教育を」という金森先生のお話にとても共感しました。楽しいアクティビティもたくさん教えていただいてためになりました。
  • とても耳の痛い話ばかりでしたが,日頃疑問に感じていた答えになっていて,すっきりしました。

      三浦 邦子
V 担任がつくる英語活動――高学年の指導をどうするか

 高学年の子どもたちの知的好奇心をくすぐるアクティビティを,参加者全員で実際に体験するワークショップでした。講師の紹介するアクティビティは,コミュニケーションを大事にし,同じ歌やゲームでもタスクを変えて,高学年の子どもたちを飽きさせずに活動することができ,「できた」「言えた」が実感できるものでした。また,間違いを否定する「マイナス評価」よりも,できたことやがんばっていることをほめる「プラス評価」を大切にすることを教えられ,参加者全員でほめあいました。 講師の写真

参加者の感想

  • アクティビティのバリエーションが豊富で,おみやげの教材もいただけて満足でした。
  • お人柄がにじみ出たあたたかな授業でした。いままでこういうアクティビティを大人がやることに抵抗がありましたが,今回は楽しくできました。高学年のひきぎみの子でも入っていけそうです。

      矢野 淳
W 15分でできる! 子どもを引きつけるアクティビティの紹介

 このワークショップで紹介された英語活動は,

  1. 変化のある繰り返しで定着をはかること
  2. 日本語で学習したり,既知の内容を選んで英語で復習すること

に留意して行われました。具体的には,手品を見せながらHow many 〜? の導入,時間割ビンゴカードで曜日と教科名を練習しながらクラスメイトを見つけるゲーム,野菜や果物のフードサンプルを使ってのWhat’s missing?,「桃太郎」を英語で紙芝居,など短時間でできる12種類のアクティビティが紹介されました。またそこで使われる小道具は,自作のものや簡単に手に入るものが用いられ,アクティビティもすぐに授業で役立つものばかりでした。

講師の写真

参加者の感想

  • 実際の授業にすぐ使えるアクティビティをたくさん教えていただきました。教具もさっそく入手したいと思います。
  • とても楽しかったです。学級,学校でもこんなふうに「楽しい」と思える英語を実践していければと思いました。不安なく英語に接することができるってすばらしいと思います。
  • どのアクティビティも2学期から取り組みたいものばかりでした。実態に合わせ,工夫して実践したいと思いました。となりのクラスにも紹介したいです。

中学校の分科会

      齋藤 栄二
A 新しい時代の英語教育を切り開こう

 input → intake → outputへと至る英語学習の流れが提示され,inputの段階の具体的指導法としてoral introduction [interaction] が,intakeの段階の具体的指導法としてintake readingが取り上げられました。
 午前のintake readingに関するワークショップでは,生徒に誤った語順の英語をoutputさせないためにも,inputとoutputの中間段階におけるintakeの段階で英語をしみこませることの重要性が強調されました。午後のoral introduction [interaction] に関するワークショップでは,受講された先生方に実際に原稿を作成・実演していただく中で,その技術を伸ばすこつが示されました。また全体を通して,知的刺激を与え続けることの重要性が強調されました。

講師の写真

参加者の感想

  • Intake reading,oral interactionの大切さがよくわかりました。ただ講演を聞いてわかった気になった,というのではなく,緊張感のある実践をすることで体と頭で理解することができました。
  • 氏の「心を伝える教育」については全く同感で,そのためにも基礎力の定着と不断の努力をしていく大切さを痛感しました。
  • 生徒の立場から見たわかりやすい授業,基礎力が確実に身につく授業とはどのようなものかを,身をもって学ぶことができてよかった。

      金子朝子
B 教科書を120%利用した、聞く・話す活動

 このワークショップでは,まず導入として,インプットとアウトプットの重要性に関する説明がされました。その後,教科書の中にあるさまざまな素材を活用したコミュニケーション活動例が数多く紹介され,さらに,その活動をするにあたって心がけるべきこと(生徒の発話を引き出すための教師からの発問のしかた,生徒の発話に対するフィードバックの与えかたなど)を,具体的に学ぶことができました。明日からの授業に役立つ多くのヒントが数多く与えられた,有意義なワークショップでした。

講師の写真

参加者の感想

  • 今まで見えなかった視点がたくさんあり,とてもよい勉強になりました。教科書をここまで活用させて導入をスムーズにできたら素晴らしいと思います。楽しませながら子どもを引きつけられるようにがんばろうと,再確認できるよいきっかけになりました。
  • 教科書ベースでありつつも,Input,Output仮説に基づいた実践例を提案していただいたので大変ありがたかった。Listen,Speakのストラテジーも勉強になった。
  • 特におもしろかったのは,自分の授業ですぐ使えそうな「体を動かして理解を示す,全身反応教授法」とロールプレイでした。

      稲岡 章代
C 生徒の可能性を引き出す授業づくり

 楽しみながら生徒の能力を引き出し,可能性を花開かせる。そんな授業をするためのアイディアが満載のワークショップでした。
  前半は,リズミカルに発話するチャンツの活用を体験し,参加者全員でオリジナル・チャンツの創作と発表にチャレンジしました。  その後,実際の指導案に従って,オーラル・イントロダクションの方法,フラッシュ・カードの活用法,音読練習のバリエーションなどを具体的に学びました。後半は,スピーチやスキットなどの発表活動を中心に,生徒のやる気を引き出し,達成感を与え,何よりも生徒が楽しめる活動の実践例をご紹介いただきました。
  「80%の指導で120%の力を引き出す」ということばにあらわれた稲岡先生の教育姿勢は,英語科の枠を越え,参加者の胸に素晴らしいメッセージを届けてくださいました。

講師の写真

参加者の感想

  • 授業を通して,生徒と真に関わり合い,また生徒どうしを関わらせる中で人間教育を実践なさっている姿に感動しました。また,新学期に向けて教材研究を行うパワーをいただきました。
  • 授業中のさまざまな活動について実際に参加してみてたくさんのアイディアをいただきました。シャドウイングなどよく行われる活動についても基本から教えていただき,あらためて自分の授業のやり方を見つめ直すことができました。
  • 子どもたちのwritingの量に圧倒されました! 先生のコメントもとてもよくて,楽しくワークショップを受けることができました。感動的なエンディングでした。

 

      田尻 悟郎
D ChaosからCosmosへ

 英語教育における教師の役割とは何でしょうか。田尻先生によると,それは「生徒の間違いを指摘すること」「コミュニケーションの楽しさを伝えること」。教師が生徒に説明しなければならないのは,生徒がつまずいたり間違えたとき,そして説明を欲しているとき。生徒に,知りたい・言いたい・書きたいという意欲が芽生えたとき,初めて自分で動き始める。これがコミュニケーション成立のための条件。そのreadinessを教師は保障しなければならない。
 田尻先生のこの考え方は,今回のワークショップで扱った音読,映画を使った学習,感想文の執筆,英語の歌,ディベートの実践でも貫かれています。ことばの基礎を築きながら,人間的な成長をも促す先生の実践は,大変示唆に富む内容でした。

講師の写真

参加者の感想

  • 田尻先生のお話を伺って,スキルを教えるというより,コミュニケーションを図る手段を教え表現する楽しさを分かちあうことが我々の仕事だとあらためて実感しました。
  • 毎日生徒指導に追われ,英語の授業に気持ちを集中できずにいましたが,自分の薄れてしまった授業への熱意を呼びおこしてくださったセミナーでした。またがんばれそうです。
  • テレビで見ていた素晴らしい授業をされている先生が教えている生徒たちも,私が普段接している生徒たちと変わりないんだなあと思いました。今日感動した先生のことばを授業の中でぜひいかしていきたいと思いました。
  • ことばを教えるって,本当にダイナミックなことだと思いました。

シンポジウム 英語教育の小中連携を考える

 

'06年 夏季 英語教育セミナーのご参加ありがとうございました。
次回もぜひご参加ください。お待ちしております。
( 2006年8月2日 英語教育セミナー事務局)

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